岩手県花巻市では、クマの通り道と予想される場所にカメラを設置し、市街地出没に備えています。そのカメラを使ったクマのAI判別機能が15日、報道関係者に公開されました。 15日は、市の職員が設置されているカメラの目的や機能を説明しました。花巻市では、昨年度512件のクマの目撃があり、市街地でも出没が相次ぎました。これを受けて花巻市はことし3月から、市街地に出没する前に爆竹や花火で追い払うため、クマの通り道と予想される市内の川沿いにカメラを設置しました。 原周太記者 「こちらのカメラでクマを検出すると、職員の端末にメールが送られます。クマの出没に備えることができます」 カメラは熱に反応し、自動で撮影します。撮影したものをAIがクマと判別すると、市の担当者へメールで送られます。市街地に近いカメラが撮影した場合は、市や猟友会がクマを追い払います。 花巻市農村林務課 山口周行課長 「市街地にツキノワグマが出没すると、猟銃の使用ができない。河川の上流部分でツキノワグマを発見し早期追い払い活動をしたいと思い、このようなカメラを導入した」 花巻市では、14日までに23台のカメラを設置していますが、まだクマは撮影されていないということです。しかし、4月から5月12日までに市内では30件のクマが目撃されていて、そのうち1件は市街地でした。 5月中に5台のカメラを増設し、クマの出没に備えますが、状況を見て、クマが通りやすい場所にカメラの設置場所を変更する予定です。
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