真っ白な毛におおわれたこちらの動物は、なんと「二ホンリス」です。ケガをしているところを盛岡市動物公園ZOOMOが保護し、治療をする様子がSNSで話題になっています。 盛岡市動物公園ZOOMOのヤギ広場では先月生まれた子ヤギたちが楽しそうに遊んでいます。そんな園内の動物たちの健康を守るのが、バックヤードにある動物病院。ここではケガをした野生動物も治療を受けています。 　４月25日、ケガをした真っ白な「二ホンリス」のこどもがZOOMO に運び込まれました。県営運動公園でカラスにつつかれているところを市民が保護したもので、生まれつきメラニンが欠乏しているアルビノの個体とみられます。 　保護されたときは弱っていましたが、懸命な治療によりようやく元気を取り戻してきました。 動物病院チーム　滝本明佳 獣医師 「今回の場合だと可能性としては 小さいうちに保護されたので野生で自立して生きる術を身につけさせてあげられないと いった場合によっては動物園の仲間に迎え入れるということもあり得ると思うが基本的には自然に帰れるというのを目標に治療をすすめている」 　ZOOMOでは、普段から園内の動物の様子をSNSで発信していますが、真っ白な二ホンリスには大きな反響がよせられています。 動物病院チーム滝本明佳 獣医師 「ぜひこれを機に野生動物だったり身の回りの動物とか、動物園のこと動物の医療のことを知る機会に してもらえたらと思う」 　ZOOMOでは来園者に命と向き合う現場を体感してもらえるよう、老朽化した動物病院を建て替えるプロジェクトを進めていて、16日からクラウドファンディングが始まる予定です。