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「手作りにこだわりたい」 一関市大東の『京津畑やまあい工房』の手作り総菜 北上市で試食販売会

 郷土の食を通して、地域のつながりづくりなどに取り組んでいる、岩手県一関市の農事組合法人がこのほど、北上市にあるスーパーで手作り総菜の販売を始め、19日は組合員らによる試食販売会を行いました。  試食販売会を行ったのは、一関市大東町の農事組合法人、『京津畑やまあい工房』です。京津畑地域のお母さんたちが、カツオ節や昆布などからとった出汁でじっくり調理した、『フキと小女子』と『手作り五目ひじき』の煮物2品を勧めていました。 試食した人 「すごくおいしいですよ!手作り感満載」「うまい!」 京津畑やまあい工房 佐藤みゆき さん 「手作りということにこだわりたいし、なるべく地元のものを使っておいしく調理したい。『おいしい』と言ってもらえてとてもうれしい」  『京津畑やまあい工房』は、郷土の味の伝承と発信を通じた地域のつながりづくりに取り組んでいて、集落の10倍以上の人が集まるという一大イベント、『食の文化祭』への取り組みが、2023年6月に農林水産省から表彰されています。しかし、メンバーの高齢化のほか、特に、慢性的な収益の低さが、活動を継続するための大きな課題となっていました。  その解決を目指し、やまあい工房では2023年、首都圏にある老舗百貨店との取引を始めたのに続き、今回、北上市にあるスーパーの協力を得て販路を拡大し、収益の改善に向けて取り組んでいます。 京津畑やまあい工房 伊東章 会長 「目指すのは地域の活性化、地域のみなさんが元気になりながら、仕事が増えたり、ネームバリューが広まったりすれば、もっと自信がついて地域の人たちも明るくなっていくのではないかと」  『京津畑やまあい工房』の手作り総菜は、北上市の『スーパーアークス江釣子店』で販売しています。

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