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【前年度比+320件】 岩手・花巻市でツキノワグマ対策連絡会議 目撃件数激増で今年度も厳戒体制

 2023年度、クマの出没が相次いだ岩手県花巻市で16日、関係機関の連携体制を確認する会議が開かれました。  16日の会議には、警察や消防、地元の猟友会などから20人余りが出席し、クマが出没した時の対応や連携のあり方を確認しました。  花巻市では2023年度、市街地への出没が大きく増加、目撃情報は前年度より320件多い512件だったほか、前年度にはなかった人身被害は4人となりました。  これを受け、市では3月下旬から、クマの市街地への侵入を未然に防ごうと、AI・人工知能を活用して自動でクマを判別して撮影・通知するカメラ30台を購入し、市内の河川沿いに設置していましたが…3月28日には、市内の民家敷地内の小屋にクマが入り込むなどしていて、ことしも厳重な警戒態勢を敷くことにしています。 花巻市農村林務課 山口周行 課長 「関係機関がそれぞれの役割をしっかり果たしていくことが住民の安全を守ることにつながると思っている。昨年度と同様の出没件数がある可能性を想定して体制を構築していきたい」  市ではこのほか、クマのエサとなる生ごみや、カキ・クリなどの果樹の適正管理について、市民に協力を呼びかけています。

4月16日 18:57