新型コロナ関連の補助金およそ5000万円をだまし取ったとして、詐欺の罪に問われている雫石町の老舗温泉旅館の元社長など3人の初公判が25日、盛岡地方裁判所で開かれました。2人の被告は詐欺を認め、1人は無罪を主張しました。 詐欺の罪に問われているのは、雫石町にある鶯宿温泉「長栄館」の元社長照井貴博被告(37)と、雫石町のフクオカ食品の会社役員福岡加奈子被告(48)、宮城県の鳴子観光ホテルの元役員大沼孝晶被告(41)の3人です。 起訴状などによりますと、3人は共謀して、2022年2月から5月ごろまでの間に、実際には仕入れていない牛肉の売り上げに影響が出たとうその申請をして、国の新型コロナ関連の補助金およそ5000万円をだまし取った罪に問われています。 25日の初公判で、照井被告は「詐欺は認める」とし、「共謀については、私が2人を巻き込んで利用した」と主張しました。 共謀したとされる2人のうち大沼被告は「当初は詐欺と知らなかったが、最終的にはわかっていたので詐欺は認める」などと述べ、福岡被告は「共謀していない」と起訴内容を否認し、無罪を主張しました。 一方、検察側は冒頭陳述で「照井被告は、コロナの補助金を だまし取ることで会社の経営を 立て直そうと考え、大沼被告と 福岡被告に協力を依頼し共謀した」などと指摘しました。 このほか、照井被告は、同様の手口でおよそ4000万円を、また、福岡被告と共謀して2500万円あまりをだまし取った別の詐欺事件ですでに起訴されていて、起訴された被害額は、およそ1億1500万円にのぼっています。
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