岩手県内に「山火事警戒宣言」が出されている中での視察です。 4月、岩手県宮古市で発生した山林火災の現場を1日、達増知事が訪れました。 1日午後、宮古市の山林火災の現場を訪れた達増知事。 指揮本部が置かれていた場所から山肌の木が茶色く焼けた様子を確認したり、消火活動の状況について説明を受けたりしました。 この火災は先月20日、宮古市刈屋のシイタケ小屋から火が出て燃え広がったもので、焼失面積はおよそ180ヘクタールとみられています。先月28日の午後4時に鎮火が確認されました。 この山林火災などを受け、県は4月30日、2017年以来、7年ぶりに県内に「山火事警戒宣言」を出したことを発表しました。 1日の視察で知事は、今回ヘリ8機がおよそ42万6000リットルの水を使ったことや、民有林の被害額がおよそ3億円と試算されることなどについて報告を受けました。 また、県の防災ヘリに乗り込み、急斜面の山間部に火が点在するように燃え広がった状況を上空から視察しました。 (達増知事)「かなり飛び火して広がっていくという、今までに見たことが無いような 燃え広がり方だった。飛び火の怖さを今回強く感じた。(支援に関して)補助事業の可能性も含めながら 検討を進めていきたい」 今後も空気が乾燥した状態が続くことから県は、特に風が強い時には野焼きやたばこの投げ捨てなどをしないよう呼び掛けています。
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