礎
2026.10.08 Thu
すみません。9月にブログを更新しそびれていました。
「啐啄(そったく)」という言葉を最近知りました。鳥の雛が卵からかえる時、「啐」は中から雛が、「啄」は外から親鳥が、それぞれ殻を突くことです。
私は高校時代に科学部に入っていて、「殻を割ったタマゴの雛は孵化するか」を実験していました。卵型に成形したラップの容器に卵(受精卵)を割り入れて、ラップで蓋をして、保温機で温めます。当時、世界でウズラの成功例はありましたが、ニワトリはまだ無かった。まだ誰も知らない命の始まりを見たくて、挑戦しました。何度も失敗して、何百も卵を割りました(胚が育つ様子を写真にしていたはずですが、見つかりませんでした)。
世界で初めてラップ容器の「啐啄」を見たのは顧問が転任した先の生徒で、彼らが親鳥代わりでした。私が高校を卒業して約20年が経っていました。世代をまたいで受け継がれた創意工夫の結果でした。
その成功までの過程を、写真家の宝肖和美さんがデジタル書籍にして先月発売しました。懐かしさと、声も顔も知らない後輩たちに敬意を感じました。そして、私が終わらせたたくさんの黄色い命への申し訳なさも。
あの子らが眠った花壇のオシロイバナは、今も鮮やかだろうか。千葉の母校に見に行きたい。
「啐啄(そったく)」という言葉を最近知りました。鳥の雛が卵からかえる時、「啐」は中から雛が、「啄」は外から親鳥が、それぞれ殻を突くことです。
私は高校時代に科学部に入っていて、「殻を割ったタマゴの雛は孵化するか」を実験していました。卵型に成形したラップの容器に卵(受精卵)を割り入れて、ラップで蓋をして、保温機で温めます。当時、世界でウズラの成功例はありましたが、ニワトリはまだ無かった。まだ誰も知らない命の始まりを見たくて、挑戦しました。何度も失敗して、何百も卵を割りました(胚が育つ様子を写真にしていたはずですが、見つかりませんでした)。
世界で初めてラップ容器の「啐啄」を見たのは顧問が転任した先の生徒で、彼らが親鳥代わりでした。私が高校を卒業して約20年が経っていました。世代をまたいで受け継がれた創意工夫の結果でした。
その成功までの過程を、写真家の宝肖和美さんがデジタル書籍にして先月発売しました。懐かしさと、声も顔も知らない後輩たちに敬意を感じました。そして、私が終わらせたたくさんの黄色い命への申し訳なさも。
あの子らが眠った花壇のオシロイバナは、今も鮮やかだろうか。千葉の母校に見に行きたい。
![]() 書籍を読んだ後、ちょうど洗濯を終えた洗濯機です。 |

