平泉町で３日、「春の藤原まつり」最大の呼び物・「源義経公東下り行列」が行われました。史上最年少で義経公役を務めたのは寺田心さんです。 　源義経公役を務めたのは、幼いころから天才子役として注目され、今も映画やドラマなどで活躍する俳優の寺田心さん（15）です。 　本行列の出発に先立ち、毛越寺では、藤原秀衡が義経を出迎えた様子が再現。「江戸紫」の装束をまとった寺田さんが船の上からほほみながら手を振っていました。 　今回、史上最年少の義経公役となった寺田さん。岩手が誇る「あの名物」を食べて行事に臨みました。 　寺田心さん 　「わんこそばをいただいたんですけど、本当にめちゃくちゃおいしくて 岩手県の方々も皆さん温かく優しい方ばかりで とても心温まる気持ちです」（Q何杯食べましたか？）「54とかくらいですかね…」 　成田記者リポート 　「本行列が毛越寺を出発しました。沿道は多くの観客で埋め尽くされ、熱気がぐんぐん高まっています」 　源頼朝から追われた義経が藤原秀衡を頼りに平泉にたどり着いた時の様子を再現した「東下り行列」。白馬に乗った寺田さんを中心に、平安時代の装束をまとった総勢約90人の行列は、毛越寺から中尊寺までの約4キロを練り歩きました。 　子ども 　「かっこよかったです！」「歩いているところ！」 　奥州市から訪れた人 　「何十年ぶりに見たんですけど、すごく感激しています」「かわいいね～孫みたいなものですよ」 　一関市から訪れた人 　「自分が一番大変なのに、見ている人に『暑い中ありがとうございます』って、 なんかもう本当にいい子だなと思って、親の気持ちで見ていました」 　中にはこんな人も…（ボードを掲げる様子） 　ボードを掲げた人 　「会社のみんなでつくって代表で私が来ました」「昔の小さいイメージがあったんですけど、すっかり大人になったなと思って。楽しませていただきました」 　「春の藤原まつり」は5日まで開かれ、期間中の人出は32万人が見込まれています。