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GWを前に 龍泉洞で急病人を想定し救助訓練 岩手・岩泉町 

 ゴールデンウィークを前に19日、岩手県岩泉町の龍泉洞で、急病人が洞窟の中で発生したという想定で救助訓練が行われました。 龍泉洞の職員「こちら三原峠です。救助者発見、救急車要請願いします」  訓練は洞窟の中で最も奥にある地底湖の水面から高さおよそ35メートルの通称「三原峠」で急病人が出たという想定で行われました。  通報を受けた消防隊員が急こう配の階段を上り急病人を、担架に乗せ、非常用トンネルを使って救出します。  龍泉洞では、2017年8月に洞窟の中で足を滑らせ転倒し心肺停止になった観光客が、救出後、亡くなっており、その翌年から、龍泉洞の事務所では、警察と消防とともに毎年救助訓練を行っています。  訓練ではこのほか、事務所の職員が消防署員の指導のもとAEDの使い方を確認したりしました。 龍泉洞事務所 菊地隆二 所長 「これから観光客も増えて、それに伴い洞内でのケガや体調不良を起こす人も増える可能性がある。それに迅速に対応できるようスタッフ一同今日の経験を生かして取り組んでいきたい」  龍泉洞では、ことしのゴールデンウイーク期間中に、新型コロナの5類移行前だった去年をおよそ1万1000人上回るおよそ3万人の観光客を見込んでいます。

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