岩手県内では17日、多くの小学校で卒業式が行われ、新型コロナの流行後初めて3年ぶりにマスクを外して式に臨みました。
17日は、県内の小学校287校のうち215校で卒業式が行われました。このうち盛岡市立仙北小学校は、110人が旅立ちの日を迎え、文部科学省の通知を受けて卒業生や教職員が3年ぶりにマスクを外して式に臨みました。
金野治校長は式辞で、「生きていることを大切に、感謝の気持ちと優しさを持ち続けてほしい。中学校でも仲間とともに笑顔あふれる日々を送ってください」と激励しました。卒業生は、家族や先生、お世話になった人たちへの感謝の気持ちを歌にのせて披露しました。
合唱「心に咲く花」
マスクを外して全員で合唱するのも3年ぶりで、体育館には心のこもった歌声が響きわたりました。
卒業生「うれしいし、さびしいです。」「(新型コロナの影響は)3・4年生のときはあったけれど、6年生は結構影響無くできたからよかった。」
卒業生「みんなの顔を見られてよかった」「爽快感」「すっきり!」
卒業生「勉強も部活も両立できるように頑張りたいです。」
卒業生は、無限に広がる可能性を信じて、中学校生活を心待ちにしているようでした。
なお、文部科学省は17日、春からの学校生活では基本的にマスクの着用を求めないとする通知を、全国の教育委員会などに出しました。