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私たちの生活に身近な野鳥"カラス"の巣が停電の原因になっています。岩手県花巻市で25日、電柱の上につくられた巣の撤去作業が公開されました。三浦悠実香記者のリポートです。 地上12メートルの高さに作られたカラスの巣です。 東北電力ネットワークの作業員が棒状の道具を使って慎重に取り除いていきます。 電柱の上の巣は、材料の金属や木の枝が電線に触れることで漏電を引き起こす場合があります。 昨年度、県内では合わせておよそ4000戸が停電する原因となりました。 (三浦悠実香記者)「きょう撤去されたカラスの巣は両手で抱えられるほどの大きさです。木の枝やわた、プラスチックなどで作られています」 25日に撤去された巣に金属は含まれていませんでしたが、住宅が多い地域では鉄製のハンガーが巣の材料に使われることも多く、停電の危険性が高まります。 例年はカラスの巣作りが盛んになる4月ごろから撤去作業を始めますが、ことしは暖冬の影響で、すでに3月上旬から巣が見つかっています。 (東北電力ネットワーク花北電力センター・濱西勉 配電主査)「(巣作りが盛んな)3月から7月までは営巣パトロールを強化しているが、停電の防止にもなるので巣を発見した際は情報提供をお願いしたい」 東北電力ネットワークでは、電柱の上に巣を見つけた場合、電話かホームページからの連絡を呼び掛けています。
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